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稲場圭信の研究室 Keishin INABA

利他主義・市民社会論、ソーシャル・キャピタルとしての宗教に関する研究、宗教社会学:::稲場圭信(大阪大学大学院教授) Keishin INABA(Ph.D.)'s site for the study of altruism, civil society and religion as social capital.

災害備え都内宗教施設情報集約へ

NHK 首都圏 NEWS WEB
災害備え都内宗教施設情報集約へ
2018年2月15日 18時03分

大規模災害の際に、寺や教会などを避難所として活用しようと、東京都と宗教団体でつくる連盟は、都内にあるおよそ4000の宗教施設の耐震性や備蓄品の有無などの情報をまとめたデータベースを作成することを決めました。

首都直下地震が起きた場合、都内で帰宅困難者が92万人発生すると想定されているのに対し、一時滞在施設の確保は、去年7月の時点で目標の3分の1程度にとどまっています。
東京都と複数の宗教団体でつくる「東京都宗教連盟」は15日、災害時の連携を確認するための初めての会合を開き、都内にある寺や神社、教会などおよそ4000の施設について、避難者の受け入れを判断するための情報をまとめたデータベースを作成することを決めました。
具体的には、施設の耐震性や防災用の備蓄品の有無のほか、断水に備えて井戸があるかなどについて、ことし春から調査することにしています。
東日本大震災後、宗教施設を避難所などに指定する動きが一部で始まっていますが、都内の宗教施設の活用は依然として限られています。
宗教施設の防災活用に詳しい大阪大学大学院の稲場圭信教授はこうしたデータベースの作成は全国で初めてだとし、「これまで宗教施設の防災への活用は遅れてきたが、東京都が動くことで全国に波及する可能性がある」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180215/0008052.html

アメリカ創価学会における異体同心─二段階の現地化

おかげ様で、先日、新曜社から川端亮・稲場圭信 著『アメリカ創価学会における異体同心─二段階の現地化』が刊行されました。


アメリカSGIを調べていくうちに、新たな視点、不明点が次から次へと出てきて、そのために、聞き取り調査を重ね、資料の確認をし、気がついたら10年という歳月が流れていました。

日本と異なる文化にあって、日本型の組織、創価学会はどのように変容したのか。教えや思想はどのように翻訳され、現地化したのか。アメリカのメンバー11万人は、なぜ・どのように・何を願って信仰を続けているのか。

ロサンゼルス、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、マイアミ、ハワイを計15回訪問、様々な人種、職種、社会階層のメンバー70人ほどにインタビューをし、英語の機関紙誌を調べ、現地で座談会等にも参加して書き上げました。

入信と回心過程に関しては、貧病争だとか脱物質主義だとか、そのような単純な論ではなく、アメリカの社会的背景も入れて分析しました。1章のライフストーリーがあって、2章の理解が進むと考えています。

3章の組織の変遷に関しては、SGI側にも資料がそろっておらず、インタビューで何人もに確認しながら、それぞれの記憶の違いを整理し、その当時の機関紙誌で確認、1960年、63年、67年、72年、77年、79年、81年、97年、2000年、2007年の組織改編とその背景、そしてタテ線からヨコ線(Gio-Reo)への変化も明らかにしました。多民族社会にけるSGI-USAの歴史をも鳥瞰しており、組織論的にも大変興味深いものだと思います。

4章に関しては、関係者へのインタビューと、数十年に及ぶ機関紙誌を虱潰しのように、何度も調べ(段ボールにはいった古いものも)、2段階の英語化・現地化を明らかにしました。5章では、アメリカの文化を考えると受容されるのが非常に困難であると思われる師弟不二が、なぜ浸透しているのか、その理由を探究しました。

年月がかかりましたが、手探りの中、どうにかここまでたどり着きました。

いずれの章もインタビューと資料をもとに宗教社会学としての思考を巡らせて構成したものです。宗教社会学のおもしろさを読み取っていただければ幸いです。足りない部分も多々あるかと思いますが、そこは、今後、他の研究者にゆだねたいと個人的には思っております。

補足:
データ、先行研究、宗教社会学的な分析・考察に関しては『アメリカ創価学会における異体同心』が主に引き受け、姉妹本である秋庭先生の『アメリカ創価学会の55年』は、歴史社会学的な時代考証のもと、日本とアメリカ社会を往還する55年の人間ドラマ、大河ドラマのような著作となっていると思います。



川端亮・稲場圭信 著『アメリカ創価学会における異体同心─二段階の現地化』
新曜社HP
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1552-9.htm

□ 目次
はじめに

序 章 SGI−USAの歴史
  1 戦争花嫁と日系二世
  2 ヒッピーからハッピーに
  3 コンベンション
  4 フェイズ2
  5 文化の違い
  6 十七日間のロサンゼルス滞在
  7 21世紀の発展へ

第1章 アメリカ合衆国における日蓮仏法
  1 多民族社会における異体同心
  2 21世紀の女人成仏

第2章 SGI−USAへの入信と回心過程
  1 折伏を受けやすい状態
  2 入会時の状況
  3 宗教的探求者と人生の危機
  4 信仰の魅力と継続性
  5 御利益から大乗利他への転換

第3章 組織のアメリカ化
  1 1960年代からの組織の発展
  2 フェイズ2と組織構成の変化
  3 タテ線からヨコ線〈Geo-Reo:ジオリオ〉へ

第4章  二段階のアメリカ化─翻訳の重要性再考
  1 英語化とフェイズ2
  2 翻訳の四つのレベル
  3 「日本語が透けて見える英語」から「自然な英語」へ
  4 二段階の英語化の意義

第5章 アメリカにおける師弟不二
  1 教えの継承
  2 師弟不二の翻訳
  3 SGI−USAメンバーが語る師弟不二
  4 奉仕するリーダーシップ

あとがき
年表

参考文献一覧
索引

□はじめに
 創価学会は、わが国でもっとも有名で、最大の新宗教教団である。その会員数は827万世帯と公表されている(創価学会広報室 2017:21)。

 創価学会は、日本国内で抜きん出て規模が大きいのみならず、創価学会インタナショナル(Soka Gakkai International:SGI)として海外でも活動を行っていることは、一般にはそれほど知られていないだろう。その規模は、現在、世界192ヵ国・地域にわたり、およそ220万人の会員を擁するまでになっている(創価学会広報室 2017:26)。国連加盟国数が193ヵ国であることからも、SGIの広がりが、ほとんど全世界に及ぶと言ってよいことがわかるだろう。

 日本の他の宗教教団も、新宗教に限らず、神道も仏教も、日本人が海外に移民を始めた明治時代以降、海外布教を行ってきた。しかし、一部を除いては、海外で移民した日本人以外に信徒を獲得することが少なかった。つまり、現地の人々にはほとんど広まらなかった。

 アメリカ合衆国においても、1885年にハワイへの官約移民(ハワイ政府と日本政府の間の条約に基づく移民)が始まり、その後、日本人の移住先が西海岸へ展開する中で、神道、浄土真宗、浄土宗などがアメリカ合衆国で布教を始めた。しかしながら、現地のアメリカ人にこれらの神道や仏教、新宗教が浸透する事例はあまり多くはなく、それは20世紀に入っても続き、第二次世界大戦後もアメリカ人が日本の宗教を信仰するケースは多くなかった。

 その中で、創価学会は、1960年に第三代会長に就任した池田大作がアメリカを訪問し、現地に地区や支部の組織を作ることで、本格的な海外布教を始めたのである。その歴史については、本書の姉妹編である秋庭裕『アメリカ創価学会〈SGI−USA〉の55年』(2017)に詳しい。本書でも同じ55年間を対象とするが、意味と組織の変容にとくに焦点をあてて、分析、考察する。

 序章でSGI−USAの歴史をコンパクトに紹介した上で、第1章では、日本と異なるアメリカ合衆国の社会的な背景を体現するSGI−USAのメンバーを取り上げて、それらの人々が、なぜ・どのように・何を願って、この信仰を続けているのかを明らかにしようと試みている。日本の創価学会員のみならず、平均的な日本人が知るところの多くない、アフリカ系アメリカ人やゲイのメンバーのインタビューを紹介し、多民族社会において「」に新たに付加される意味と創発する特性を考える。

 第2章は、第1章に加え、私たちがインタビューを行ったSGI−USAメンバー20人の聞き取り調査をまとめ、SGI−USAへの入信過程を、宗教社会学における回心論から考察している。ロフランドとスタークの入信過程論を参照しながら、SGI−USAメンバーの宗教的ライフヒストリーを整理し、イギリスの事例とも比較して、なぜ異文化由来の信仰を継続できるのか、その要因を検討している。環境的要因、個人の能動的要因、組織のメンバーとの相互作用の要因に加えて、御利益信仰から出発し利他性の涵養へ至る過程を、「意味の転換」という観点に重きをおいて考察する。

 第3章は、複雑で入り組んだ変遷を遂げたSGI−USAの組織の推移を追った。それがなぜ生じ、その変化が何を生み出したかを組織論的に考察している。日本・創価学会では、いわゆるタテ線からヨコ線への変化は、一般には選挙と政治との関連から生じたと考えられているが、政治とは関係のないSGI−USAにおいてもその変化が生じた。その理由を考察しながら、フェイズと呼ばれる停滞が生じた組織機構上の原因と、21世紀の多民族社会におけるSGI−USAの発展を組織論的に鳥瞰している。

 第4章は、布教における媒体、つまり聖典やその翻訳を重要な問題として取り上げる。従来から、海外での宗教の布教の成功要因の一つに翻訳の問題が取り上げられてきたが、SGI−USAにおいても1960年代から急速に、精力的に経典類や機関紙誌の英語化が進められる。

 それが1960年代から70年代半ばまでの爆発的な会員増に結びついたことも確かであるが、しかしながら一方で、フェイズ2による停滞も生じたのであった。そのフェイズ2の停滞から抜け出すために、さらなる洗練された英語へ翻訳しなおすこと、すなわち、「日本語が透けて見える英語」から「自然な英語」へ、ヴァージョンを上げていくことが必要であった。つまり、「二段階の翻訳」によって、教えの意味が伝わり、アメリカ創価学会の「二段階の現地化」が実現したと考えられる。

 第5章は、日本・創価学会において重要な教学的な焦点である「」が、アメリカ合衆国のコンテクストでどのように受容され、新たな意味を付与されているかについて、機関紙誌を調査し、会員のインタビューに基づいて考察を行っている。  アメリカ人になじみの薄いと考えられがちな「師弟」という関係、考え方が、アメリカ社会でどのように根付き、呼応するのか、その素地を分析・考察しながら、日本とは背景の異なるアメリカ社会における独自の背景を持つ「師弟不二」を描いている。

 いずれの章もインタビューと資料をもとに宗教社会学としての思考を巡らせて構成したものである。宗教社会学のおもしろさを読み取っていただければ幸いである。

 なお、参照する文献、資料として、以下のものは略して表記する。

 御書:堀日亨編 1952『日蓮大聖人御書全集』創価学会(第241刷、2005年)
 WT:ワールド・トリビューン(World Tribune)
 ST:聖教タイムス(Seikyo Times)

 また、本書に登場する創価学会とSGI−USA会員のうち、これまで創価学会やSGIの出版物において、多くの場合、実名で紹介されている方々については実名とした。他の方々は、仮名としている。

阪神淡路大震災とボランティア

1995年1月17日午前5時46分。
6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災。あの日から23年。

当時、神戸市中央区に住んでいた兄が被災。兄はどうにか無事だったので、私は東京から神戸にかけつけ、子どものケアの活動に。

阪神淡路大震災とボランティア
「子どものケアためのNGO:楽楽」
震災直後から、私はパソコン通信(ニフティのフォーラム。当時、インターネットは普及していませんでした)で情報交換し、当時住んでいた東京から神戸に入り、パソコン通信で知り合った数人で、活動拠点、「子どものケアためのNGO『楽楽』」をつくりました。
目的は、子どもの精神面でのサポート。六甲学院の校長先生のご厚意でスペースをお借りできることを確認し、灘区役所をはじめとして六甲小学校など数ヶ所の避難所をまわり東京へ一時戻りました。

『楽楽』の活動は、始動当初、まったく知らないもの同士が集まった10人にも満たない組織でしたが、その後、後方支援を含めて80名以上が参加。六甲学院内に本部を設置し、20名ほどが泊まり込み、日中は六甲小学校を中心に活動を続けました。
当初、組織がないところから始まった神戸でのボランティア活動を通して感じられたことは、目に見える有益な活動の裏で、個々のボランティアが傷つきやすい状況にあるということ。参加動機はさまざま。子どものケアをしていくうちに自己の問題が強く認識され、活動を続けられないほど押し込めていた心の傷を再開示してしまった人、気を張り、頑張りすぎて倒れてしまった人などたくさんの問題もありました。

1995年1月13日の閣議で、山口鶴男総務庁長官(当時)は「青年問題の現状と対策」を報告しました。その中で、民間の1994年度の調査をあげ、八割以上の青少年がボランティア活動に参加する意志を持っているものの実行している人は5%、経験者27%にとどまっていると述べ、ボランティア活動への参加を促進する条件整備や情報提供の必要性を指摘しました。皮肉にもその四日後の阪神淡路大震災により、ボランティア活動の大々的な場が提供されましたが、ここに意識の高まりを見ることができました。
利己主義、私生活主義批判が高まっているなかで、現実には「利他」の精神が見られます。一方、当時はNPO法もなく、法的制度を含めてボランティア活動の基盤づくりが欧米に比べてかなり遅れていると実感しました。

今、日本社会は、NPO法制度や災害時の対応の仕組みが整い、防災先進国です。制度やマニュアル化は進んでいるが、人びとの艱難辛苦に即応し、融通無碍、臨機応変に対応できる人がどれほどいるか。マニュアル化、ニーズ調査などの仕組みのなかで身動きが取れず、見失っているものはないか。原点に帰る必要を感じます。

スピルオーバー効果

公共経済学の外部性やスピルオーバー効果という概念が、近年、アメリカ社会学のジャーナルや学術大会において宗教的利他主義・ボランティアの文脈で援用されています。マルチレベルでの計量分析もあります。
私は今から20年ほど前に以下のように指摘していました。

「社会福祉のために広範な活動を展開している宗教団体もあり、ボランティア活動が教団としての排他性や閉鎖性を乗り越えて教団外部の人に利他的な倫理観を伝えていく可能性もある」
・稲場圭信「現代宗教の利他主義と利他行ネットワーク」『宗教と社会』第4号 1998年7月 153-179頁
http://altruism.blog56.fc2.com/blog-entry-63.html

時代の流れでしょうか。

The Practice of Altruism: Caring and Religion in Global Perspective

私が編集した以下の書籍

The Practice of Altruism: Caring and Religion in Global Perspective
Cambridge Scholars Publishing

アマゾンで「なか身!検索」できます。

https://www.amazon.co.jp/Practice-Altruism-Caring-Religion-Perspective/dp/1847187765/?tag=widgetsamazon-22

熊本地震の支援現場における宗教者と市民アクターとの連携

以下、掲載されました。

・王文潔、稲場圭信、2017「熊本地震の支援現場における宗教者と市民アクターとの連携」『宗教と社会貢献』第7巻第2号, pp.17-29.

https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/search/200250040499/?lang=0&cate_schema=3000&mode=1&codeno=journal

東京都と東京都宗教連盟の防災・災害時協力

・「東京の寺社で帰宅困難者受け入れへ 都、宗教連盟と約4000カ所活用協議へ」リスク対策.com 2017年9月22日
http://www.risktaisaku.com/articles/-/3756
都庁2

・「都内の宗教施設 災害時に活用へ」NHK首都圏のニュース 2017年9月21日 
都庁1

防災見守り共同研究「みまもりロボくんⅢ実験機

大阪大学人間科学研究科と企業等連携組織による「ITを用いた防災・見守り・観光に関する仕組みづくりの共同研究(略称:防災見守り共同研究)(研究代表者:稲場圭信教授)」の実験設備「独立電源通信網みまもりロボくんⅢ実験機」3台の設置が平成29年8月末に完成したことに伴い、平成29年9月11日(月)に正門西側に設置された実験機の下、設置完成披露式を開催しました。
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ITを用いた防災・見守り・観光に関する仕組みづくり 全体イメージ

共同研究の目的
防災・災害時支援に関する情報網および、高齢者・子どもの見守りや観光を合わせた情報インフラを構築する。

研究内容
地域の自治会と宗教施設、地域の横断的観光局の協業モデルの具体化
情報インフラの基盤となる無線Wi-Fi通信設備「みまもりロボくんⅢ」と「災救マップ」の機能と技術を整理。アプリの改良
ビッグ・データの利用
歴史と文化という情報と地域性が同じ要素である自治会活動の情報と宗教施設のデータベースの構築
社会福祉協議会、教育委員会、民生委員などとの連携。等

みまもりロボくんⅢ
全国30万の自治会への政策提言を目的に設立され、防災、防犯、地域の子どもと高齢者のみまもりを目的として活動している一般社団法人全国自治会活動支援ネットの発明品で見守りカメラの機能をもつWi-Fi通信設備。独立電源通信網であり非常時にも稼働する。

未来共生災害救援マップ(災救マップ) http://www.respect.osaka-u.ac.jp/map/
寺院、神社、教会などの宗教施設約20万件、学校や公民館などの指定避難所を合わせて約30万施設をマップにしたもので、インターネット上で無料公開している。災救マップ・アプリは、iPhoneおよびAndroidのユーザーが被災状況を発信できる双方向システムを備えている。

詳細は以下
http://www.hus.osaka-u.ac.jp/ja/node/1117

コンポジウム気仙沼2017

震災復興イベント「コンポジウム気仙沼2017」にむけて「7年目の祈りから希望の未来へ」

東日本を襲った巨大地震と続く大津波。自然の猛威を前にして、恐怖、深い悲しみ、そしてとてつもない無力感を覚え、被災地の外の者も心が苦しくなった。あれから7年目の夏。形の面での復興は進んでいるが、心の面での復興はどうであろうか。

今年も昨年に続いて、8月19日、震災復興イベント「コンポジウム気仙沼」が開催される。2015年8月には「レクイエム・プロジェクト気仙沼」と題して開催したが、それを含めて3回目となる。本年は、この春に設立された気仙沼仏教会による追悼・復興祈願法要、気仙沼アマチュアコーラス連絡会の合唱、住江一郎先生のピアノ演奏、SCK GIRLSのパフォーマンス、LEDのダンス、気仙沼太鼓学舎「ね」の演奏、そして、気仙沼の復興と未来に向けてのトークなど盛りだくさんの内容となっている。

「コンポジウム」とは、「コンサート」と語りあう「シンポジウム」を合わせたイベントだ。東日本大震災被災地の画家、加川広重氏による巨大水彩画「太陽と星の間」(縦5m40cm×横16m50cm)を宮城県蔵王町のアトリエから気仙沼市民会館大ホールに運び入れ、その巨大な絵を前に、東日本大震災で亡くなられた方々に祈りが捧げられ、希望の未来に向けてコンサートとトークが重ねられる。

筆者は、この震災復興イベントの発起人であり、実行委員のひとりとして気仙沼の皆さんとともに取り組んでいる。「大震災で失ったものは大きいが、新たに得られたものもある。気仙沼に来てくれる皆さんとのご縁、つながり」と気仙沼の皆さんが、度々気仙沼に来る筆者と学生たちをあたたかく迎えてくれる。筆者は、気仙沼の皆さんのあたたかさ、気仙沼の自然、美味しい空気、海の幸、地酒に心も胃袋もわしづかみにされてしまった。そして、また、8月19日のコンポジウム気仙沼2017のために、この地に足を運ぶ。

イベント終了後に大ホールのステージにあがり、巨大絵画を間近に見ることもできる。この震災復興イベントが希望ある未来へつながる体験になると実行委員会の皆が信じている。

「コンポジウム気仙沼2017:7年目の祈りから希望の未来へ」
日時:平成29年8月19日(土) 開場13:00 開演13:30
終了15:40(予定) 場所:気仙沼市民会館 大ホール、 入場無料

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「宗教と社会貢献」研究会のHPがリニューアル

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ジャーナルもすべて無料でダウンロードできます。

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https://shukyoshakaikouken.wixsite.com/wwwras
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