稲場圭信の利他的行動研究室

利他主義、思いやり、社会貢献活動、援助(向社会的)行動、CSR、現代宗教、スピリチュアリティの研究:::稲場圭信(神戸大学大学院准教授 人間発達環境学研究科)e-mail: inaba007@kobe-u.ac.jp

新刊案内『思いやり格差が日本をダメにする』


稲場圭信 著
『思いやり格差が日本をダメにする
       〜支え合う社会をつくる8つのアプローチ』
NHK出版、生活人新書270
税込価格:693円、ISBN:9784140882702

近年、消費者のことを考えない食の偽装、株主と社会を騙す粉飾決済、違法派遣、教員採用試験をめぐる汚職事件、無差別殺人など、いやな事件があります。これらの事件の根底には、人に対する、そして社会に対する思いやりの欠如があります。一方、時には自分を犠牲にしてまでも他者のために行動をする人がいます。

他者や社会への思いやりを持つ人と持たない人、その思いやりの度合いに差が生じていると感じている人も多いのではないでしょうか。本書では、「思いやり格差社会」へ向かっている現状に警鐘をならし、思いやりの心を育て、支え合う社会の構築への取り組みを考えます。

思いやり社会の礎として、共感力、人間関係力、チャレンジ力、ロールモデル力の4つの力を、そして、支え合う社会をつくる8のアプローチをあげています。

目次 (おもな項目)
序章 忍び寄る「思いやり格差」社会
 「思いやり格差」社会の兆し 
 ホームレス襲撃事件に見る「思いやり」格差 
 息苦しく生きにくい現代社会 
 いまだ根強い過去の価値・信念体系
第1章 思いやりとは何か
 「思いやり」も早期教育が可能か? 
 乳幼児に見る「思いやり」の発達 
 心の理論が示唆するもの 
 ロールモデルとしての両親 
第2章 家庭が育む思いやり
第3章 ボランティア活動が育む思いやり
第4章 社会が育む思いやり
 ノブレス・オブリージュ
 ソーシャル・キャピタル
 宗教が育む「思いやり」 
 キリスト教と利他主義 
 日本の宗教の社会貢献  
 スピリチュアリティ・自分・他者
第5章 思いやりの支え合う社会をつくる方法
 思いやり社会を支える四つの力
 支え合う社会をつくる八つのアプローチ
対談 思いやり社会のカタチ―イギリス社会を見つめて(森嶋瑤子 & 稲場圭信)

予定合わせ、仕事管理の決定版

フリーのソフト 「ちょー助」:
複数の人で予定を合わせるための、全く新しいタイプのスケジューラー。 http://chosuke.rumix.jp/便利です。

東大時代からの友人が起業して社長をつとめるルミックス・インターナショナル株式会社から出ているソフトです。

また、仕事管理のソフトとして、私が愛用しているのは同社のソフトProject Canvas http://www.rumix.co.jp/pc/です。個人でも、プロジェクト管理に最適です。今回、バージョンアップしました。研究者のプロジェクトマネジメントに力を発揮します。 「無料ライセンス」もあるので、お試しあれ。

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「宗教の社会貢献活動研究プロジェクト」第9回研究会のご案内

日時:2008年9月6日(土)、7日(日)
場所:神戸大学発達科学部A棟2階中会議室C
http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/from-station.htm 【“「宗教の社会貢献活動研究プロジェクト」第9回研究会のご案内”の続きを読む】

新刊案内『フードバンクという挑戦』

岩波書店から『フードバンクという挑戦−−貧困と飽食のあいだで』が刊行されました。
著者の大原悦子さんから頂戴しました。

 「もったいない」から、人と人をつなげる支え合いの営みに。
 食の偽装、ひとを騙す会社がある一方で、まだ食べられる食品を無駄にせずに、困っている人へ渡す取り組み、フードバンク。アメリカではじまった取り組みが日本にも広がっています。
 著者の大原さんは、日本のフードバンクの取り組みをフィールドワークし、発祥の地、アメリカにも取材。本書は、活動の最前線をわかりやすく伝えています。
 フードバンク、日本にも根づくか。できるか、できないか、ではなく、理想をかかげて、そこに向かって一歩一歩すすむ。愚直とも思えるようなそのような生き方が、今、世の中に必要とされています。次の世代を担う子どもたちにロールモデルを示せるか。大人たちの挑戦です。多くの人に本書を手に取ってもらい、人と人、企業と社会のつながりを考えて頂きたいです。

大原悦子『フードバンクという挑戦  貧困と飽食のあいだで』
第1章 なぜ、いまフードバンクか
第2章 フードバンクの誕生
第3章 フードバンク、日本上陸
第4章 日本に根づくか、フードバンク
(141頁、142頁に私も「思いやり格差社会」という言葉とともに少しだけ登場しています)

ユースプラザKOBE EASTのご案内

「宗教と社会」学会、第16回学術大会

 日時 2008年6月14日(土)・15日(日),会場 南山大学 (名古屋キャンパス)

パネル「宗教の社会貢献活動――基礎論構築をめざして」
稲場圭信(神戸大学) 「宗教の社会貢献活動の諸相」 ほか プログラムはこちら

生命の尊厳からとらえるESD

5月26日、ESD論「生命の尊厳からとらえるESD」の講義の論点です。 【“生命の尊厳からとらえるESD”の続きを読む】

宗教と現代がわかる本 2008

平凡社から、『宗教と現代がわかる本 2008』が刊行されました。
私も「テロにおびえるイギリスの宗教と民族」を執筆しました。

渡邊直樹編『宗教と現代がわかる本 2008 (2008)』2008年3月、平凡社

ここちよいフットワークのよさと思いやり

今、東京出張前に大阪空港でこれを書いています。

空港に向かう阪急宝塚線の電車での出来事に心があたたまりました。 【“ここちよいフットワークのよさと思いやり”の続きを読む】

神戸大学環境年

次の世代と未来の世界のために、いま持続可能な社会の創造を神戸大学は弛まぬ歩みを続けます。
神戸大学環境年2008の取り組み
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