Cambridge Scholars Pressから拙著のペーパーバック版が出版されました。
・Ruben Habito & Keishin Inaba eds, The Practice of Altruism: Caring and Religion in Global Perspective.近年、利他主義の研究は様々な研究領域で関心を呼んでいる。思いやりの行動を動機付けるものは何か、思いやりの精神や行動を促進させる要因は何か。本書は他者に対する思いやりと宗教の関係に射程をさだめ、上記のようなアクチュアルな問題に、日本、アメリカ、イギリス、北欧、西ヨーロッパ、タイ、インドにおける11の事例研究からアプローチしている。世界的視野で、社会学、人類学、心理学などの諸研究領域を横断しながら現代社会における宗教と利他主義の関係を捉える新たな潮流を示す論文集。
オックスフォード大学出版より宗教社会学の大部の本がでました。
・Peter B. Clarke ed., The Oxford Handbook of the Sociology of Religion (Oxford Handbooks)
, 2009, Oxford University Press
私も「Religion and Altruism(宗教と利他主義)」の章をロンドン大学の宗教心理学、Kate Loewenthal教授と一緒に書きました。 【“新刊案内”の続きを読む】
岩波書店から『フードバンクという挑戦--貧困と飽食のあいだで』が刊行されました。
著者の大原悦子さんから頂戴しました。
「もったいない」から、人と人をつなげる支え合いの営みに。
食の偽装、ひとを騙す会社がある一方で、まだ食べられる食品を無駄にせずに、困っている人へ渡す取り組み、フードバンク。アメリカではじまった取り組みが日本にも広がっています。
著者の大原さんは、日本のフードバンクの取り組みをフィールドワークし、発祥の地、アメリカにも取材。本書は、活動の最前線をわかりやすく伝えています。
フードバンク、日本にも根づくか。できるか、できないか、ではなく、理想をかかげて、そこに向かって一歩一歩すすむ。愚直とも思えるようなそのような生き方が、今、世の中に必要とされています。次の世代を担う子どもたちにロールモデルを示せるか。大人たちの挑戦です。多くの人に本書を手に取ってもらい、人と人、企業と社会のつながりを考えて頂きたいです。
大原悦子『フードバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで』
第1章 なぜ、いまフードバンクか
第2章 フードバンクの誕生
第3章 フードバンク、日本上陸
第4章 日本に根づくか、フードバンク
(141頁、142頁に私も「思いやり格差社会」という言葉とともに少しだけ登場しています)
平凡社から、『宗教と現代がわかる本 2008』が刊行されました。
私も「テロにおびえるイギリスの宗教と民族」を執筆しました。
渡邊直樹編『
宗教と現代がわかる本 2008 (2008)
』2008年3月、平凡社
私のイギリス留学時代の恩師、Peter Clarke先生(オックスフォード大学教授)によって監修された世界新宗教運動事典(ペーパーバック版)が出版されました。私もJesus Armyをはじめ5項目執筆しました。
Peter Clarke ed.
The Encyclopedia of New Religious Movements, London: Routledge Ltd. 2008/1
ISBN:0415453836
ミネルヴァ書房から、櫻井義秀、三木英編著編『よくわかる宗教社会学』が刊行されました。
私も「ヨーロッパの宗教事例」と「宗教的利他主義とボランティア」を執筆しました。
神戸大学の学生へ
平成20年度から前期の「宗教社会学」の講義でメインのテキストと使用します。受講者は講義に持参して下さい。
櫻井義秀、三木英編著『
よくわかる宗教社会学
』
最近、先生方からご著書を頂戴することが多いです。以下のサイトに紹介するとともに、お礼申し上げます。
新刊案内
平凡社から、渡邊直樹編『宗教と現代がわかる本2007』が刊行されました。
私も「宗教団体のボランティア活動の現状と将来」を執筆しました。
宗教と現代がわかる本 2007
新書館から、井上順孝編『近代日本の宗教家101』が刊行されました。
私も4項目執筆しました。
近代日本の宗教家101
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