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稲場圭信の研究室 Keishin INABA

大阪大学大学院教授(人間科学研究科):専門は共生学。地域資源(寺社等宗教施設と学校)と科学技術による減災が近年の研究テーマ。日本最大の避難所情報、未来共生災害救援マップ(災救マップ)開発・運営

防災見守り共同研究「みまもりロボくんⅢ実験機

大阪大学人間科学研究科と企業等連携組織による「ITを用いた防災・見守り・観光に関する仕組みづくりの共同研究(略称:防災見守り共同研究)(研究代表者:稲場圭信教授)」の実験設備「独立電源通信網みまもりロボくんⅢ実験機」3台の設置が平成29年8月末に完成したことに伴い、平成29年9月11日(月)に正門西側に設置された実験機の下、設置完成披露式を開催しました。
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ITを用いた防災・見守り・観光に関する仕組みづくり 全体イメージ

共同研究の目的
防災・災害時支援に関する情報網および、高齢者・子どもの見守りや観光を合わせた情報インフラを構築する。

研究内容
地域の自治会と宗教施設、地域の横断的観光局の協業モデルの具体化
情報インフラの基盤となる無線Wi-Fi通信設備「みまもりロボくんⅢ」と「災救マップ」の機能と技術を整理。アプリの改良
ビッグ・データの利用
歴史と文化という情報と地域性が同じ要素である自治会活動の情報と宗教施設のデータベースの構築
社会福祉協議会、教育委員会、民生委員などとの連携。等

みまもりロボくんⅢ
全国30万の自治会への政策提言を目的に設立され、防災、防犯、地域の子どもと高齢者のみまもりを目的として活動している一般社団法人全国自治会活動支援ネットの発明品で見守りカメラの機能をもつWi-Fi通信設備。独立電源通信網であり非常時にも稼働する。

未来共生災害救援マップ(災救マップ) http://www.respect.osaka-u.ac.jp/map/
寺院、神社、教会などの宗教施設約20万件、学校や公民館などの指定避難所を合わせて約30万施設をマップにしたもので、インターネット上で無料公開している。災救マップ・アプリは、iPhoneおよびAndroidのユーザーが被災状況を発信できる双方向システムを備えている。

詳細は以下
http://www.hus.osaka-u.ac.jp/ja/node/1117

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