稲場圭信の研究室 Keishin INABA

利他主義・市民社会論、ソーシャル・キャピタルとしての宗教に関する研究、宗教社会学:::稲場圭信(大阪大学大学院教授) Keishin INABA(Ph.D.)'s site for the study of altruism, civil society and religion as social capital.

論文等

佐々木美和、稲場圭信、2017「泉大津市における『防災まちあるき』: 宗教者と行政連携をはかったアクションリサーチ」『宗教と社会貢献』第7巻第1号、2017年4月31日,pp.19-34

・稲場圭信、2017、災害時における宗教者の実践と行政などとの協働、連携を探る」pp.129-131、「被災地における人々のケア~宗教者の役割とその連携の可能性~パネルディスカッション」pp.136-152.『熊本大学シンポジウム講演録2016:東日本大震災から熊本地震へのバトン』

・稲場圭信、2017「人間科学による一つの狂詩曲―人間科学研究科による利他コンポジウムの報告」、岡部美香、稲場圭信、千葉泉,『未来共生学』,4,2017年03月, pp357-385.

・稲場圭信、2017「復興におけるエージェント間の共生と葛藤」『宗教研究90巻別冊』pp.104-105.

稲場圭信, 2016「東日本大震災から熊本地震へ―宗教者の連携― 」国際宗教研究所『現代宗教2017』177-198 頁

・稲場圭信, 2016「東日本大震災の経験を踏まへた地域防災と宗教施設」『東日本大震災 神社・祭』神社新報社、2016年7月,248-253頁

・稲場圭信, 2016「検証!熊本でこれまでの教訓は生かされたか」『月刊住職』7月号、興山舎、2016年7月,44-51頁

・乾陽亮、渥美公秀、稲場圭信、河村信治、2016「ネパール大地震調査報告2015」『宗教と社会貢献』第6巻第1号、2016年3月31日,pp.97-112

・Keishin INABA, 2016 “Religious Altruism” , Osaka Human Sciences, 2、pp.73-84.

・渥美公秀、稲場圭信、河村信治、乾陽亮、2016「ネパール地震被災地の災害対応に学ぶ防災の可能性」『文部科学省科学研究費補助金(特別研究促進費)「2015年ネパール地震と地震災害に関する総合調査」報告書』、2016年3月31日,pp.141-146

・稲場圭信他、2016「社会に貢献する人間力」『天理大学創立90周年記念事業 公開シンポジウム報告書』、2016年3月31日,pp.3-10

・稲場圭信他、2016「被災地の記憶と震災伝承-気仙沼震災伝承マップの取り組み」シンポジウム「こころの再生に向けて 五年目を迎えた被災地の「復興」と現実」(代表:鎌田東二)京都大学こころの未来研究センター、『モノ学・感覚価値研究』第10号、2016年3月31日,pp.63-69

・稲場圭信, 2016「時事評論:あの日から5年 区切りを付けず関わりを」中外日報、2016年3月25日

・稲場圭信, 2016「Religion's Response to the Earthquake and Tsunami in Northeastern Japan」, 『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』第42巻、pp.43-59.

・稲場圭信, 2016「支え合う社会に向かって」『みちのとも』2月号、pp.48-54.

・稲場圭信, 2016「時事評論:共生社会をつくる-歌と議論で人をつなごう」中外日報、2016年1月29日

・稲場圭信, 2015「祈りと感謝を考える」全宗協81号(2015年12月)p.6.

・稲場圭信, 2015「時事評論:ミニマリストの出現-小欲知足に通じる生き方」中外日報、2015年11月20日

稲場圭信/黒崎浩行、2015「国際会議報告:第3回国連防災世界会議における宗教」『宗教と社会貢献』第5巻第2号2015年10月,73-94頁.

・稲場圭信, 2015「時事評論:心の復興は進んでいるか-様々な人の連携で開く未来」中外日報、2015年9月11日

・稲場圭信, 2015「時事評論:社会貢献の文化背景-無自覚の宗教性の広がり」中外日報、2015年7月24日

・稲場圭信, 2015「宗教施設と自治体の災害協定の現状-災害が起きたら寺院は何ができるのか自治体との協定を見る」『月刊住職』6月号、興山舎、2015年6月,90-97頁

・稲場圭信, 2015「世界の人々が討議した宗教者の防災行動のすすめ-第3回国連防災世界会議に参加して」『月刊住職』5月号、興山舎、2015年5月,107-113頁

・稲場圭信「災害救援と宗教施設」近畿化学工業会『きんか』Vol.67 No.4, 2015年4月,1-4頁.

稲場圭信「自治体と宗教施設との災害協定に関する調査報告」『宗教と社会貢献』第5巻第1号2015年4月,71-86頁.

・Keishin Inaba, "Religious Altruism and Its Contribution to Society" Dharma World, APR.-JUNE 2015 Vol.42. pp.15-17

・一般財団法人ありがとうインターナショナル「子どものための祈りと行動の日」記念シンポジウム報告書, 2015年3月,全45頁.

・稲場圭信「危機に依り処となる仏教」法華会『法華』第101巻第3号, 2015.3,26 pp.10-14.

・稲場圭信「宗教的利他主義」『未来共生学』vol.2, 2015.3,20 pp.13-29.

・稲場圭信「災害時における宗教と自治体の連携」宮城県宗教法人連絡協議会『みやぎ宗連報』vol.41, 2015.2, pp.11-16.

・稲場圭信「寺院の社会貢献-災害時協力」『みんてら』vol.6, 2015.2, pp.2-9..

・稲場圭信「災害時における宗教施設の役割-ソーシャル・キャピタルの視点から」『サリュ』vol.9, 2015 Spring, pp.12-13..

・稲場圭信「地域防災の資源としての宗教施設:宗教の違い・信仰の有無を超えて「災害救援」へ」『防災プラスBosai Plus』2014年、第101号・11月01日号, pp.1-3.

・稲場圭信、2014「宗教の社会貢献の実現に向けて」『萬亀』特別号No.2, 2014年、7頁

・稲場圭信・黒崎浩行、2014「震災復興と宗教」(テーマセッション「宗教とソーシャル・キャピタル」報告) 『宗教と社会』20号2014年6月、141-143頁

・稲場圭信ほか、2014「第四十九回大会シンポジウム報告-宗教者の役割-災害の苦悩と宗教」『龍谷教学』49号2014年3月、133-208頁

・Keishin INABA, 2014,‘Religious Organizations and Government Preparing for a Disaster', "The Globalization and Localization of Future and Religion Culture Studies" proceedings, pp.A2-1-1-8

・稲場圭信他、2014「震災と語り」シンポジウム記録(代表:鎌田東二)京都大学こころの未来研究センター、『モノ学・感覚価値研究』第8号、2014年3月13日,pp.60-103

・稲場圭信、2014「災害救援マップと宗教施設」『宗教研究』87巻別冊「第72 回学術大会紀要特集」2014年3月、442-443頁

・稲場圭信、2013「震災復興と宗教」真宗大谷派教学研究所『教化研究』no.155, pp.148-167

・稲場圭信, 2013「宗教の社会貢献活動を支援するために-災害救援マップ」『寺門興隆』10月号、興山舎、2013年10月,77-83頁

・稲場圭信, 2013「社会貢献から宗教を見る」 金光教大阪センター『大阪センター通信』vol.38,pp.52-75

・稲場圭信,2013, 大災害にむけた平常時のそなえ」『中外日報』(論・談)
2013年6月4日付6,7面.


・黒崎浩行・稲場圭信「宗教者災害救援マップの構築過程と今後の課題」『宗教と社会貢献』第3巻第1号2013年4月,65-74頁.
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/24490/1/rsc03_01-064.pdf


・稲場圭信他、2013「東日本大震災「こころの再生に向けて」シンポジウム記録(代表:鎌田東二)」京都大学こころの未来研究センター、『モノ学・感覚価値研究』第7号、2013年3月29日,pp.63-168

・稲場圭信2013「東日本大震災から支えあう社会へ~持続可能な社会にむけて次世代へバトンを渡す責任~」『第3回宗教と環境シンポジウム「新しい文明原理の生活化と宗教 Ⅱ」報告書』,2013年3月15日,pp.20-23

・稲場圭信2013「利他主義と宗教③グローバルな時代の宗教」『歓喜世界』No.239,2013年2月24日,pp.96-103

・稲場圭信2012「利他主義と宗教②日常生活の信仰生活と利他主義」『歓喜世界』No.238,2012年10月24日,pp.80-87

・稲場圭信「東日本大震災を経ての宗教的利他主義」『あんじゃり』第24号、2012年12月1日発行、pp.12-15.

・稲場圭信「宗教者の社会貢献とは何か」『爽風』第3号2012年12月8日発行、7面

・稲場圭信「東日本大震災が問いかけるもの⑨:苦に寄り添う宗教」『福音宣教』第66巻第9号 2012年10月 34-39頁

・稲場圭信「東日本大震災における宗教者と宗教研究者」『宗教研究』373号 2012年9月 29-52頁

・稲場圭信「東日本大震災における宗教者と支援活動」『日台学術研究集会「人文臨床と無縁社会-人間的ケアはいかに可能か」論文集』2012年9月 1-10頁

・稲場圭信2012「利他主義と宗教①東日本大震災と宗教」『歓喜世界』No.237,2012年6月24日,pp.92-99

・稲場圭信「『利他主義と宗教』東日本大震災と宗教㊦」『キリスト新聞』2012年5月26日、2面

・稲場圭信「『利他主義と宗教』東日本大震災と宗教㊤」『キリスト新聞』2012年5月19日、2面

・稲場圭信「日本人の利他性と『無自覚の宗教性』」『中央公論』5月号、中央公論新社、2012年5月,40-47頁

・Keishin Inaba,‘Religion's Response to the Earthquake and Tsunami in Northeastern Japan’Dharma World, Oct.-Dec. 2011 Vol.38, pp.41-43

・稲場圭信「大震災に宗教の社会貢献を考える(3)宗教軽視の社会制度のなかで宗教者の社会参加とは何か」『寺門興隆』8月号、興山舎、2011年8月,112-119頁

・稲場圭信「大震災に宗教の社会貢献を考える(2)危機を乗り越えるには何が必要かが浮き彫りにされた」『寺門興隆』7月号、興山舎、2011年7月,74-81頁

・稲場圭信「大震災に宗教の社会貢献を考える(1)宗教者だからできる心だけでない丸ごとのケアを」『寺門興隆』6月号、興山舎、2011年6月,80-87頁

・稲場圭信「無自覚の宗教性とソーシャル・キャピタル」『宗教と社会貢献』2011年4月,3-26頁.
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/metadb/up/LIBRSC/rsc01_01_003.pdf


・稲場圭信「『宗教と社会貢献―宗教的利他主義と思いやりが社会を救う!?」『宗教情報センターHPコラム』2010年11月25日

・川端亮・秋庭裕・稲場圭信「SGI-USAにおけるアメリカ化の進展-多民族社会における会員のインタビューから-」『宗教と社会』第16号、2010年6月89-110頁

稲場圭信「『思いやり格差』社会からの脱却-利他主義の可能性と支え合いのかたち-」『関西大学経済・政治研究所セミナー年報2009』2010年3月135-143頁

・Keishin Inaba,‘From Disparities in Compassion to Mutual Support: Pinning Hope on the Social Contributions of Religion’Dharma World, Jan.-Mar. 2010 Vol.37, pp.14-17

・稲場圭信「「思いやり格差」の時代を考える」2008年11月30日聖教新聞

稲場圭信「価値観の衝突チャンスに:閉塞的な社会 思いやりの心を育むには」2008年11月22日朝日新聞夕刊、東京本社(北海道を除く)と名古屋本社(東海3県)

・稲場圭信「アメリカにおける宗教の社会貢献--「慈善的選択」と信仰にもとづいた社会福祉サービス」『国際宗教研究所ニュースレター』第58号 2008年4月 11-16頁

・稲場圭信「アメリカ人に浸透する仏教――アメリカSGIへの入信とその魅力――(Conversion to Emerging Buddhism in the USA:Case Study of SGI)」『グローバリゼーション状況における日本型新宗教の可能性についての比較社会学的検討』(秋庭裕代表、科学研究費補助金研究成果報告書)2008年6月 65-97頁

・Keishin Inaba,‘Altruism, Religion and Implicit Spirituality in Japan’The Proceedings of the 1st International Academic Interchange Meeting between the Graduate School of Human Development & Environment, Kobe University and the Institute of Education, University of London "The Contribution of University to Civil Society", Kobe University, March.2008 pp.96-110

・稲場圭信「イギリスの子育て・幼児教育事情(下)」『一冊の本』朝日新聞社、2007年11月号、pp.9-11、2007年11月

・稲場圭信「イギリスの子育て・幼児教育事情(中)」『一冊の本』朝日新聞社、2007年10月号、pp.8-10、2007年10月

・稲場圭信「イギリスの子育て・幼児教育事情(上)」『一冊の本』朝日新聞社、2007年9月号、pp.9-11、2007年9月

・稲場圭信「WCRPに参加して:第一歩は地域社会での取組み」『神社新報』2006年9月11月 6面

・稲場圭信「思いやりの行動と社会的責任:個人・対人関係・社会の視点から考える Acts of Compassion and Social Responsibility: Viewing from Individual, Human Relational, and Social Perspectives」『神戸大学発達科学部研究紀要』第13巻第3号2006年6月 35-38頁

・稲場圭信「慈善活動に参加する青少年ボランティアの利他的精神の発達とスピリチュアリティに関する社会学的研究」『研究報告書Vol.18』マツダ財団 2006年 1-8頁

・Keishin Inaba,‘Conversion to New Religious Movements: Reassessment of Lofland/Skonovd Conversion Motifs and Lofland/Stark Conversion Process’,『人間科学研究』第11巻第2号 2004年12月 33-47頁

・稲場圭信「宗教団体の社会奉仕活動と社会制度―英米仏を中心とした一考察から展望する日本の宗教NGOの将来」『神道文化』第16号 2004年11月 72-84頁

・Keishin Inaba,‘Attitudes, Values and Influence of Religion’『神戸大学発達科学部研究紀要』第12巻第1号 2004年 153-163頁

・稲場圭信「高齢者に対するボランティアの「利他的行動」と「ケア精神」に関する社会人類学的研究」『研究結果報告集Vol.8』三井住友海上福祉財団 2004年 60-63頁

・稲場圭信「日本の宗教とNGO」『国際宗教研究所ニュースレター』第41号 2004年1月 4-8頁

・Keishin Inaba,‘Meaning and Construction of Altruism in New Religious Movements’『人間科学研究』第11巻-1号 2003年 1-15頁
 概要:利他主義を行動論的に定義した上で、イギリスにおける二つの新宗教における利他主義の意味構造を論じた。

・稲場圭信「新宗教信仰者の利他主義がもつ構造とその発達要因―イギリスの新宗教を事例に―」『宗教研究』334号 2002年12月 91-114頁
 概要:近年、社会学、心理学、哲学の分野で「利他主義」研究が再び盛んになってきた。宗教が利他主義を促進するか否かは重要なテーマである。本稿は、イギリスにおける二つの新宗教を事例に宗教と利他主義の関係について多面的に論じた本人の英文博士論文の抜粋を和訳したものである。当事者の視点から宗教者の利他的精神の発達を扱った本研究は、宗教研究としても、道徳性発達心理学としても新たな研究領域を開拓する試みである。

・Keishin Inaba,‘Voluntary Work, Altruism and Religion in Europe’Informationes Theologiae Europae, Peter Lang、Nov.2002 pp.35-46
 概要:本稿は、宗教と利他主義の相関について先行研究をレビューした上で、1990年に実施されたヨーロッパ価値調査の結果をもとに、ボランティア活動や慈善活動の動機を論じている。利他的行動の動機としては、PhD論文で分析した共感、合理的選択、救済論を提示した。動機に関して、キリスト教圏であるヨーロッパそれぞれの国の文化、さらには近代的な制度により違いが出てくる可能性がヨーロッパ価値観調査では示唆されている。上記の3つの分析枠をもとに、今後、さらなる比較研究が必要とされる。

・稲場圭信「英国のボランティア活動:早期教育で豊かな心を育てる・キリスト教の救貧活動原点」読売新聞(関東圏)2002年9月4日夕刊文化欄
 概要:イギリスのボランティア活動、その原点であるキリスト教の救貧活動、現在の早期教育を紹介し、利他的精神の発達には日常生活におけるロールモデルとの交流が重要であると論じた。

・稲場圭信「中教審中間報告「青少年の奉仕活動・体験活動の推進方策等について」に対する見解と提言:下」中外日報 2002年7月16日4面
 概要:本稿では、イギリスの慈善活動、チャリティおよびそのサポート体制・法制度を紹介し、地域社会に溶け込んだチャリティショップの事例を取り上げ、イギリスでのボランティア早期教育の有効性を論じ、ボランティア活動が心豊かな支え合う市民社会を築く可能性を示した。

・稲場圭信「中教審中間報告「青少年の奉仕活動・体験活動の推進方策等について」に対する見解と提言:上」中外日報 2002年7月11日4面
 概要:本稿では、中教審の中間報告「青少年の奉仕活動・体験活動の推進方策等について」の評価をし、社会人ボランティアの重要性とその活動が利己主義とは馴染まない社会活動である点、および精神面でのサポートの重要性を訴え、またボランティアの場と情報提供の推進策を提唱した。

・稲場圭信「デジタル・マクルーハン時代の学術情報―イギリスを事例に」『國學院大學日本文化研究所紀要』89号 2002年3月 518-532頁
 概要:本稿は、デジタル時代における学術情報の意義、および利用方法について、主に英語情報及びイギリスを事例に構成している。現在、世界中で多くの研究者がコンピューターを利用して、学術情報の検索と参照、資料の分析、執筆、伝達という作業を一連の調査手順の中に組み込んでいるが、その留意すべき点を指摘すると同時に、調査のためのインフラとして、プラクティカルなニーズに応えられるように配慮してある。

・Keishin Inaba,‘Altruism and charitable activities of new religions in Japan: Theoretical perspectives’, Asian Cultural Studies. Vol. 27. March 2001 pp.2-18 概要:本論文は、日本の新宗教と利他主義および慈善活動の関連について理論的展望を示している。利他主義や慈善活動の動機はさまざまであり、一個人のなかに複数の動機が存在している場合もあるが、本研究では共感、合理的選択、救済論に分類して考察している。その際、日本の新宗教にある程度共通して見られる、生命主義的救済観、和合倫理、業因縁との関係を考察している。

・Keishin Inaba, A Comparative Study of Altruism in the New Religious Movements: With special reference to the Jesus Army and the Friends of the Western Buddhist Order, 2000年6月 PhD thesis of King’s College, University of London (英文10万ワード、A4版ワープロ294頁, 博士号取得年月2000年6月30日) 概要:本論文は、新宗教の信者の利他主義を社会学的に考察した実証研究である。事例研究として、1960年代末にイギリス人がはじめたキリスト教団体と仏教集団を対象に、質問紙調査(210人)、インタビュー調査(60人)、4年間にわたる参与観察を実施し、信者の社会的特性や価値観を明らかにした上で、信者自身における利他主義の意味内容、利他的行為の動機、および利他的精神の発達を多面的に論じている。現代宗教の利他主義研究として先駆的なものとして、論文審査員のオックスフォード大学名誉フェローの宗教社会学者故ブライアン・ウイルソン博士から高い評価を受けた。

稲場圭信「利他主義・ボランティア・宗教:イギリスにおけるチャリティ」『東京大学宗教学年報』ⅩⅤⅠ 1999年3月 27-42頁
 概要:本論文は、利他主義・ボランティアと宗教の関係について、イギリスのチャリティを事例に論じている。まず、利他主義についての定義と先行研究を検討した上で、その具体的で継続的な行為としてイギリスのチャリティを取り上げその歴史とチャリティ法制度およびその特色を概括し、次に、宗教団体のボランティア活動を取り上げ、その特徴を明らかにし、信者の利他的意識の発達や社会性および公共性を論じている。

稲場圭信「現代宗教の利他主義と利他行ネットワーク:立正佼成会を事例として」『宗教と社会』第4号 1998年7月 153-179頁
 概要:日本の現代宗教における利他主義に焦点をあてて筆者が提示した理論的枠組み「利他行ネットワーク」に関して、立正佼成会を事例として論じた。

・稲場圭信「新宗教信仰者の社会倫理:現代日本人の意識と「利他行ネットワーク」立正佼成会を事例として」1995年1月 東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業論文
 概要:本稿は、新宗教における信仰者の社会倫理の変容と教義・教祖の思想・組織としての教団との因果連関の仮説的構成を理念型的に行っている。まず第1部で、日本人の意識構造・新宗教教団の道徳思想について従来の研究を検討し、新宗教信仰者の社会倫理を考察するための「理論的枠組み」を提示、次に第2部で、事例として社会に対する意識が高いとおもわれる新宗教教団「立正佼成会」をとりあげ、信者に対して行った質問紙調査を中心に、教義・教祖の思想との関連で信仰者の社会倫理を考察している。


事典項目
・「宗教」358,359頁、社会調査協会編『社会調査事典』2014年1月、丸善.

・「構成主義」137頁、社会教育・生涯学習辞典編集委員会編『社会教育・生涯学習辞典』2012年11月、朝倉書店.

・「行動主義」139頁、社会教育・生涯学習辞典編集委員会編『社会教育・生涯学習辞典』2012年11月、朝倉書店.

・「慈善」470,471頁、星野英紀他編『宗教学事典』2010年10月、丸善.

・金光大神、高橋信次、中山正善、深田千代子の4項目、井上順孝編『近代日本の宗教家101』2007年4月、新書館.

・「死をどのように受けとめるか」、「スピリチュアリティ」の2項目、神戸大学発達科学部編集委員会編『キーワード 人間と発達』(大学教育出版)(2005/04) .

・「NGOと宗教」「NRM」「宗教協力」「宗教ボランティア」「比叡山宗教サミット」「若者宗教(ドイツ)」「INFORM」「ベックフォード」「現代宗教の変容(ウィルソン著)」「セクト(ウィルソン著)」「タイム トゥ チャント(ウィルソン著)」の11項目、井上順孝編『現代宗教事典』弘文堂 2005年

・白光真宏会、Jesus Army、庭野日敬、立正佼成会、真如苑、in Peter Clarke ed. The Encyclopedia of New Religious Movements, London: Routledge Ltd. 2005/12
 概要:本書は、Peter Clarkeによって監修される世界新宗教事典である。世界各国の宗教状況を統計資料とともに提示し、主要宗教文化を大項目として解説するとともに、世界各国の教団を概説している。本人の担当は、以下の5項目である。白光真宏会、Jesus Army、庭野日敬、立正佼成会、真如苑(計英文3,350ワード)。

・出雲大社教、円応教、黒住教、解脱会、孝道教団、日蓮宗、日蓮正宗、白光真宏会、霊波之光教会、妙智会教団 in Martin Baumann & Gordon Melton eds., Religions of the World: A Comprehensive Encyclopedia of Beliefs and Practices, Santa Barbara, CA: ABC-Clio(2002年8月)
 概要:本書は、Gordon MeltonおよびMartin Baumannによって監修された世界宗教事典である。世界各国の宗教状況を統計資料とともに提示し、主要宗教文化を大項目として解説するとともに、世界各国の教団を概説している。本人の担当は、以下の日本の宗教団体10教団である。出雲大社教、円応教、黒住教、解脱会、孝道教団、日蓮宗、日蓮正宗、白光真宏会、霊波之光教会、妙智会教団(計英文2,500ワード)


書評
・稲場圭信、書評:白波瀬達也著『宗教の社会貢献を問い直す-ホームレス支援の現場から』、『宗教と社会』第22号 2016年6月 77-79頁

・稲場圭信、書評:金菱清『震災メメントモリ-第二の津波に抗して-』、『フォーラム現代社会学』第14号 2015年6月、pp.101-103.

・稲場圭信「新たな市民社会への希求(書評:小田亮著『利他学』)」共同通信文化部 編『書評大全』2015年4月、三省堂、p.1944.

稲場圭信、書評:藤本頼生著『神道と社会事業の近代史』、『宗教研究』第84巻366 2010年12月 151-155頁

・稲場圭信、書評:櫻井義秀著『東北タイの開発僧――宗教と社会貢献――』,『宗教研究』第82巻358 2008年12月 117-3123頁

・稲場圭信、書評:弓山達也責任編集、財団法人国際宗教研究所編『現代における宗教者の育成』、『神社新報』2006年8月28日4面

・稲場圭信、書評:ランジャナ・ムコパディヤーヤ著『日本の社会参加仏教』,『宗教研究』第80巻349 2006年9月 300-305頁

・稲場圭信、書評:村田充八著『社会的エートスと社会倫理』、『宗教と社会』第12号 2006年6月 123-128頁

・稲場圭信、書評へのリプライ:Keishin Inaba, Altruism in New Religious Movements reviewed by Michael Shackleton 『宗教と社会』第12号 2006年6月 119-122頁

・Keishin Inaba,‘Review: Prophets of Peace’, Social Science Japan Journal. Vol.5 (1), March 2002 pp.132-134
 概要:日本の新宗教における平和思想の系譜を扱った著書の書評。

・Keishin Inaba,‘Review: A Bibliography of Japanese New Religious Movements’, Journal of Contemporary Religion. Vol. 15 (3), Sept. 2000 pp.446-448
 概要:日本の新宗教に関する研究書の文献改題といえる著書の書評。

その他
・稲場圭信「自ら調べ自ら考える私と利他主義研究」武蔵高等学校同窓会『會報』第56号、2013年7月, pp.60-61

・稲場圭信「希望の扉 第21回:思いやりと未来への希望」『親切だより』2012年11月号 No.587 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第20回:福島は今」『親切だより』2012年9月号 No.586 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第19回:社会調査士という資格」『親切だより』2012年7月号 No.585 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第18回:形に心を込める」『親切だより』2012年5月号 No.584 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第17回:寄付による社会づくり」『親切だより』2012年3月号 No.583 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第16回:先を明るく見る、飛躍の年」『親切だより』2012年1月号 No.582 4頁

・稲場圭信「希望の扉 第15回:ロンドンは今」『親切だより』2011年11月号 No.581 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第14回:利他的遺伝子の目覚め?」『親切だより』2011年9月号 No.580 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第13回:価値観の変革の時代」『親切だより』2011年7月号 No.579 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第12回:東日本大震災の救援・復興支援 」『親切だより』2011年5月号 No.578 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第11回:タイガーマスク現象とおかげ様」『親切だより』2011年3月号 No.577 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第10回:心の持ちよう」『親切だより』2011年1月号 No.576 4頁

・稲場圭信「希望の扉 第9回:民族の多様性」『親切だより』2010年11月号 No.574 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第8回:広大な空間がもたらす安らぎ」『親切だより』2010年9月号 No.572 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第7回:人と人とのつながりソーシャル・キャピタル」『親切だより』2010年7月号 No.570 2頁

・稲場圭信「希望の扉 第6回:次世代へのバトン」『親切だより』2010年5月号 No.568 4頁

・稲場圭信「希望の扉 第5回:変わる力」『親切だより』2010年3月号 No.566 2頁

・稲場圭信「希望の扉」『親切だより』2010年1月号 No.564 4頁

・稲場圭信「共感による現場主義の営み」『親切だより』2009年11月号 No.562 2頁

・稲場圭信「年月をかけて育むもの」『親切だより』2009年9月号 No.560 2頁

・稲場圭信「思いやり格差社会から支え合う社会へ」『親切だより』2009年7月号 No.558 2頁

・稲場圭信「アメリカの宗教にもどづく社会福祉サービス」『宗教研究』第82巻第4号 2009年3月 130-131頁

・稲場圭信「思いやり格差社会からの脱却」『出版ニュース』2009年1月 15頁

・稲場圭信「宗教と利他主義:現代社会の新たな動きの分析」『宗教研究』第80巻第4号 2007年3月 187-188頁

・板井正斉・稲場圭信・井守哲郎・櫻井治男・藤本頼生「福祉文化と神道文化」座談会
『神道文化』第16号 2004年11月 11-54頁


・稲場圭信「展望:イギリス社会学会、宗教社会学研究グループ年次大会参加報告記」『宗教研究』第78巻第1号 2004年6月 119-122頁

・稲場圭信「豊かな果実を社会に提供できる発達科学部」神戸大学発達科学部発達科学研究会第1回『人間発達とは何か』(2003年6月6日)

・稲場圭信「海外の動向:ヨーロッパ学術大会報告」『国際宗教研究所ニュースレター』第32号 2001年10月 11-15頁

・稲場圭信「イギリスで学ぶということ」『東京大学宗教学年報』ⅩⅤ号別冊 1997年 10-14頁

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