
チューリッヒ大学の学者が、利他的な人の脳は、利己的な人の脳よりも、側頭頭頂接合部により高い割合の灰白質(中枢神経系の組織のうち、神経細胞の細胞体が集まっている部位)が存在することを発見!
側頭頭頂接合部は、大脳皮質の一領域で、自他の区別、道徳的判断、意思決定、「心の理論」と関わる重要な役割を担っていると考えられています。
一方で、利他的・利己的は、生まれつきの脳決定論ではないことも指摘されています。社会的学習理論など、人間は、大人たち、ロールモデルから学び取り、また、回りの人との相互作用で学習します。利他的精神もそうです。どのような家庭環境、教育環境、宗教的環境、社会環境が頭頂接合部に働きかけるか、ミラーニューロンやペプチドなどとあわせて、今後の研究が楽しみです。
http://www.awaken.com/2012/07/altruism-brain-region-called-temporoparietal-junction-linked-in-university-of-zurich-study/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=altruism-brain-region-called-temporoparietal-junction-linked-in-university-of-zurich-study