稲場圭信『思いやり格差が日本をダメにする~支え合う社会をつくる8つのアプローチ』 NHK出版(693円)が出版されてから1年半がたちました。
「思いやり」が偽善的と切り捨てられることもある社会、本書を批判的にみる人もいるようです。一方で、本書のメッセージに共感して下る方々もいて、ネット上でコメントして下さっています。学生がネット上での本書へのコメント一覧を作ってくれました。以下に貼り付けます。
励まされました。ありがとうございます。
□池上惇ブログ文殊文庫便り
池上惇(京都大学名誉教授/文化政策まちづくり大学院大学設立準備室室長)によるコラムです。
http://kotoba.ruskincollege.org/?eid=863799
「今の日本は、‘思いやり’という他人への配慮」について、人々の間に、大きな格差がある。衝動的ともいえる街頭殺人、食品偽装、「子への思いやり」と称して自分の子供だけにエリート教育を願う父母等もおそらく、そうだろう。
その一方で、阪神淡路大震災以来、福祉・まちづくりNPO、国際支援NGOなど、「思いやり」にいきがいを見出す人々も増えた。感度的な生き方も多い。
「思いやり格差」とは、的確な指摘である。
□衆議院議員 山内康一ブログ
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-7c4b.html
たまたま書店で見た「思いやり格差が日本をダメにする」という本を、タイトルにひかれて読んでみました。イギリスのチャリティ、ボランティア活動のことが詳しく書かれていて、気軽に誰でも参加できるイギリスのボランティア活動に共感を覚えます。
□遺言情報局書架
http://booklog.jp/users/hamukun555/archives/4140882700
一から十まで筆者と認識や意見が同じというわけではないが、関心や考えが共通する部分が多く、読みながら心が躍った。こういう読書経験は、やっぱり希有だ。
情報源としても、重宝する。さながら「コラムの詰め合わせ」といった感じで多様なトピックや概念が紹介されているので、この本を手がかりに興味のあるポイントについて調べたり考えたりしやすいだろう。
□浅沼ヒロシの書評ブログ 晴読雨読日記
http://d.hatena.ne.jp/pyon3/20081214
思いやりって何だろう。他の人の幸せと自分の幸せと、どっちが大切なんだろう。人の生き方の根源を問う本を取りあげます。
□Taseteful Days
http://usquebaugh-blog.at.webry.info/200811/article_21.html
思いやり格差社会
昨日の朝日新聞夕刊で目にしたこの言葉。思わず身を乗り出してしまいました。
□住職の独り言
住職の独り言的日記。
http://honsyoji.blog9.fc2.com/blog-entry-44.html
慈しみを、現代活かすとしたら、ということで一冊の本を紹介したい
□宗教と霊性の研究
http://ktkasai.cocolog-nifty.com/figurehead/2008/10/post-5474.html
タイトルはど真ん中直球。善意の必要性を「識者」が説いた本は山ほどある。しかし、この本はそうした善意をとく本とは少し異なる。著者はこの分野の「社会科学的研究」の専門家だからだ。
だから、直球を支えるために著者がさらりと触れている理論的な部分に目を配る必要がある。著者は、社会において善意の必要性を説き(これには疑問の余地がない、がゆえに、個人的主張にとどまりがちだ)、同時にそれだけではなく、社会に善意をもたらすための研究というトレンドが存在しており、またこれまでの諸研究にもその流れがあったということを示してくれる。
□志の輪、広げよう。遺言コンサルタント・永岡秀樹のWeb日記
http://hideki-nagaoka.net/diary/archives/665
「恩送り」という言葉、今日「思いやり格差が日本をダメにする―支え合う社会をつくる8つのアプローチ」という本を読んで、初めて知りました。
□アンジェロ・ブレーン山口まりこのイベント万歳日記
http://blog.goo.ne.jp/angelobrain/e/882ada71518fc98e6f61f623387e0fa3
先日、思いやり格差についての本を読んだ。聞き慣れない言葉だと思う人が多いかもしれない。私も新聞の書評で初めて知った。
□日々雑感
http://ssssyy.exblog.jp/10256239/
先日のブログに思いやりの話が書かれておりましたが、先日本屋さんで〔思いやり格差が日本をだめにする〕と言うタイトルの本を見つけました。
□介護福祉の話
http://blog.goo.ne.jp/bonn1979/e/3a465fac60b146ab9c8a41f16e3f76a1
副題にある「8つのアプローチ」はここで繰り返すまでもない。
その結論はうんと平凡で線を引いたりして読むことはないと思います。
でも、読んで損はない。まさに、待合室で、電車の中で、人々の雑踏の中で、読んでは閉じして読めばよい本です。
□humanite-ユマニテ
http://hannitimura.net/humanite/2008/11/omoiyari-2008-11-30.html
稲場圭信氏の「思いやり格差」についての論考に共感を覚えた。氏が論の結びとした「今できること」から考えてみた。「思いやり」を醸成するために、今できることは何か。
□良寛会だより
http://ryoukankai.seesaa.net/archives/200901-1.html
時には自分を犠牲にして他者のために行動する人がいる。一方で、自分の利益のことだけ考え他者をまったく気にかけない人がいる。日本は、他者への思いやりを持つ人と持たない人に分断された「思いやり格差社会」に向かいつつあるのではないか。