稲場圭信の研究室 Keishin INABA

利他主義・市民社会論、ソーシャル・キャピタルとしての宗教に関する研究、宗教社会学:::稲場圭信(大阪大学大学院教授) Keishin INABA(Ph.D.)'s site for the study of altruism, civil society and religion as social capital.

遊びを通して育つ思いやりの心

幼稚園教育研究発表会シンポジウム『遊びの楽しさが育む、子どもの「からだ」と「こころ」』(明石市教育委員会指定:明石市立貴崎幼稚園、於:貴崎小学校)で、「遊びを通して育つ思いやりの心」と題して話しました
貴埼

以下のような内容です。

○思いやりの発達: 社会的学習理論
・お手伝い:遊びが学び
  (社会的強化による学習)
  (ほめることの重要性)
・楽しいことほどまねしたい、
  (モデリングによる学習)
  (ロールモデルの重要性)     
・ごっこ遊び
 (役割取得、他者の気持ち)
(『思いやり格差が日本をダメにする』70~74, 143頁)

○共感性の発達
第1段階:1歳まで
 自他が未分化
 他者の苦痛を自分の苦痛として反応する
第2段階:1歳~2,3歳
 身体的な自他存在の理解
 内面的な自他の分化は不完全(同一視)
第3段階:2,3歳~6,7歳
 内面的な自他分化の理解
第4段階:7、8歳以降
 他者の理解の一層の発達
 認知能力の一層の発達
(『思いやり格差が日本をダメにする』62~65頁)

参考文献
稲場圭信『思いやり格差が日本をダメにする』
NHK出版、生活人新書
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