スピリチュアリティに関連した映画、「スピリチュアリティ・カフェにようこそ」と「spinavi」を見た院生の感想です。
*千と千尋の神隠しは、宮崎作品の中で一番好きな映画です。
一人で観にいったのですが、しばらくエンドロールが流れて終わっても立ち上がることができないくらいに感動し、しびれました。だから、あの映画はスピリチュアリティーをあらわしているものだと樫尾先生方がおっしゃっていて、不思議な感じを受けました。(シンクロニシティというか・・)特に、いろいろと悩んでいた時期でしたので、心にジャストミートしたのだと思います。スピリチュアルという概念は、自分の心と対峙する、向き合うという瞬間から始まるのではないかと今、思っています。
*ありえないようだけれど、何かに守られたり、支えられていると感じる、考えるようになるということは、自分を心の中で無意識にスーパーバイズするという心のメカニズムの働きのような気がしています。危機に陥った自分を回復させるための、もしかすると人間に与えられた自己治癒力というか、防御機能なのかもしれません。それがまさにスピリチュアリティーということであり、それを感じることが出来るような力を育むということを、今までの日本では、周りの家族や親戚・隣近所のおばさんなどからなされていたように思います。でも、今の社会ではそれらのことは無視されていることが多く、だから、今、心の弱い、いわゆる打たれ弱い、自己中心的な人間が多くなっているのではないでしょうか。
書き出すと、止まりません。
それほどまでに何かを感じることができた映画であったとおもいます。
(特にいろいろと今までの講義で考えてきたからこそ、良かったというのが前提ですが)
カットや構成もとても上手だなと思いました。
By M.H.