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稲場圭信の研究室 Keishin INABA

大阪大学大学院教授(人間科学研究科):専門は共生学。地域資源(寺社等宗教施設と学校)と科学技術による減災が近年の研究テーマ。日本最大の避難所情報、未来共生災害救援マップ(災救マップ)開発・運営

スピナビ映画感想4

スピリチュアリティに関連した映画、「スピリチュアリティ・カフェにようこそ」と「spinavi」を見た院生の感想です。
1話目
 フラれた男子学生が最初、友人の女子学生に相談するのではなく、「スピナビ」に書き込んでいたのが印象的だった。特定のリアルな人間に相談せずに、不特定多数の見知らぬ人に相談するのに時代性を感じた。
しかし、「スピナビ」にあった、「落ち込んだときにはスピリチュアル的な場所(神社、海など)に行ってみよう」は共感できた。特に、海で絵を描いていた人が「離れてても気持ちが繋がっていれば大丈夫」と言ったのには、「なるほど」と思った。
失恋男子が他のカップルの喧嘩を見たり、その絵描き男性との会話を通して自分を見つめ直していくのを見て、「こういうのもスピリチュアルなのかも」と気付いた。今までスピリチュアルといえば、「不思議なもの、霊的なもの」と思っていたが、生き方や自分のあり方を考えるのもスピリチュアルなのかもしれない、と思った。

2話目
 もう一人の自分との出会い、というところにもろにスピリチュアルを感じた。洋子さんがスピナビでやっていた「書いて、相談して、返事を貰いまた返事をする」という作業は、けっこうハマるものだと思う。現に、私もmixiにハマっている人間なので。
「バーチャルだけど、コミニケーションできてる」という感覚は、楽しいものだと思う。でも、バーチャルでもコミニケーションしていたら、何かしらの収穫があるのではないか、と感じた。1話目と違い、洋子さんには話しかけてくれる友人がいなかったから、余計にそう感じたのかもしれない。偏見かもしれないが、洋子さんのような内向的で友達があまりいそうにない人が、スピリチュアルにハマるのでは、と思った。

by. S.O.

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