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稲場圭信の研究室 Keishin INABA

大阪大学大学院教授(人間科学研究科):専門は共生学。地域資源(寺社等宗教施設と学校)と科学技術による減災が近年の研究テーマ。日本最大の避難所情報、未来共生災害救援マップ(災救マップ)開発・運営

団塊サラリーマンの意識調査

生涯学習のユーキャン「団塊サラリーマンの意識調査」
(1947年~1949年うまれの300名対象調査結果)

今まで仕事で得られたものは「知識、教養」「忍耐力」
将来したいことでは、ボランティア活動に対して66.7%がイエス。33.3%がノー。6割以上のイエスの声とは逆に、3人に1人がノーと答えている、これが日本の現実でしょうか。

団塊サラリーマンの意識調査結果

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「NPO東灘地域助け合いネットワーク」のセミナー・

「NPO東灘地域助け合いネットワーク」のセミナー・懇親会(ホテル北野プラザ六甲荘で開催)で、「いきがいづくり・健康づくり:思いやりの行動」と題して45分ほど講演しました。スタッフ、ボランティア活動実践者、70、80名の方が熱心に聴いて下さいました。スライドを使って以下のような項目を話しました。

1.思いやりの研究 2.利他主義と利己主義 3.宗教と利他主義 4.利他主義研究/学説・理論 5.日本人の精神的基層 6.募金活動 7.ボランティアのイメージ 8.ボランティア活動の性格 9.自発性のパラドックス 10.実践の留意点 11.継続の原動力 12.学び 13.ロールモデル 14.共同作業

20代から上は80歳まで、平均年齢は60歳くらいでしょうか。人生の先輩の前での講演でした。70歳をこえるボランティアの方々のはつらつとしてお姿には驚かされます。立食パーティーでも、とても有意義な時間を過ごすことができました。NPO東灘地域助け合いネットワークでは、平成16年5月から理事としてお世話になっています。

アジアのスピリチュアリティ

アジアのスピリチュアリティ―精神的基層を求めて』(樫尾直樹編)が勉誠出版から刊行されました。私は、「ボランティア、利他主義、絆の気づき」166-177頁を執筆しました。

生活の充実、自己実現、自発性、個人主義などを看板に語られるボランティア活動ですが、継続性がともなう時、ボランティア活動はとてもスピリチュアルな取り組みとなります。日本人の精神的基層にあるもの、他者への思いやり、人と人との絆を探究しています。