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稲場圭信の研究室 Keishin INABA

大阪大学大学院教授(人間科学研究科):専門は共生学。地域資源(寺社等宗教施設と学校)と科学技術による減災が近年の研究テーマ。日本最大の避難所情報、未来共生災害救援マップ(災救マップ)開発・運営

ボランティア・チョコ?

先週末、面白いボランティアについての話を聞きました。女学生たちが、新潟中越地震被災地の方々に手作りのバレンタイン・チョコを届けるというのです。

まずは募金活動をし、集まった寄付金をもとにチョコ等を購入、バレンタイン・チョコを作り、そして被災地へ。受け取った方々は、行政や大きなNGO・NPOの支援とは異なる小さな支援、しかし、あたたかい心におおいに励まされるのではないでしょうか。

もちろん行政等による生活の根幹に関わる救援が第一です。そこに加えて、今回の女学生たちのような活動は、心の面でのサポートにもつながる、とても意義ある活動だと思います。

行政や大きな組織だけでなく、普通の人が自分たちのために動いている、自分たちのことを心配している、気にかけてくれている、そのように人々が感じられる社会的取り組みが、市民社会が育っていく上で、とても重要なことだと思います。

それにしても、斬新なアイディア。ある人が言いました。
「義理チョコではなく、ボランティア・チョコ!」

募金活動に参加

1月、阪神御影駅前で街頭募金のボランティアに参加させて頂きました。「白いリボン運動」というものです。

阪神淡路大震災の被災地では、震災の翌年から追悼、感謝、再生の願いをこめて白いリボン着用がはじまり、本年、震災10年を期に、地域再生やコミュニティの担い手であるNPOに対する民間募金運動として「白いリボン運動」がスタートしました。

私は、高齢者・地域支援のNPO法人のスタッフ・ボランティアたちと一緒に、日曜日朝10時から12時まで街頭募金に参加しました。寒く、人通りが少なかったこともあって、2時間で約3万円ほどの寄付でしょうか。それでも千円札を入れてくれる人が何人もいました。

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