南相馬の避難指示解除準備区域にある同慶寺でお掃除ボランティア。宿泊ができない地域。避難生活をしている檀家さん、地域の方も月2回の掃除に駆けつけます。
掃除をしながら、また、掃除の後にも様々な思いをうかがいました。そして、ご住職、田中徳雲氏と現地の語り部の方のご案内で、途中、役所で許可書をもらい、浪江や原発の北6キロのところまで行きました。

20キロ圏内でも線量が比較的低いところもあれば、圏外でも高いところあるのに、賠償・補償が画一的で、被害者の間に亀裂が生じています。利益効率で走ってきた戦後日本社会の問題がすべて出ています。


50年でダメになってしまうコンクリートの防潮堤ではなく、地域の人たちの願いで実現した防潮林の植林。森になって、数十年、100年と地域の人を見守り続けることでしょう。特別なことはできませんが、今後も継続的に関わっていきたいと思います。

2月21日に(財)国際宗教研究所主催の公開シンポジウム「宗教の社会貢献はどうあるべきか-21世紀の課題」が大正大学で開催されました。私もコメンテイターとして参加しました。
次のサイトでも取り上げらています。
中外日報,
河北新報2月27、28日は、南山大学にて
国際シンポジウム「救援・復興・宗教」が開催され、私もパネリストとして参加しました。チェチェン、レバノンの発表は、まさに人間の命が危機にされされている歴史、現実を背負ったもので、宗教者の社会的貢献の意義、そして社会的力が浮き彫りにされました。
【“宗教の社会貢献”の続きを読む】
世界宗教者平和会議(WCRP)の第8回世界大会が、8月26日から29日まで京都国際会館で行われた。約100カ国から、仏教、キリスト教、イスラームなど諸宗教の指導者ら2000名以上が集い、紛争解決、平和構築、持続可能な開発について、宗教者の役割と具体的な実践を討議した。国際機関やNGOの代表者も多数参加し、パートナーシップを模索している。宗教組織だけでなく、京セラ、エルメスなどの企業や政府も資金援助しているWCRPの大会だが、私は研究者枠で招待され参加した。
【“世界宗教者平和会議”の続きを読む】
2005年は、2月、母が脳出血で倒れ、右半身麻痺のため温泉病院でリハビリという一大事にはじまり、4月には本務校の新学科がスタートと慌しい一年でした。
しかし、3月の国際宗教史学会、8月のフィラデルフィアでの宗教社会学会での発表をはじめ、国内外で新たな研究のネットワークができ、地盤が固まった年と感じています。
今年は、Cambridge Sholars Press から出版される編著作をはじめ、共著2冊、CSR関連の共著も出版予定です。地道から飛躍への第1章となるよう頑張りたいと思います。
【“2005年の総括と2006年の抱負”の続きを読む】
本日の朝日新聞朝刊に「英軍で儀式・相談担う『宗教者』キリスト教以外も採用」という記事がありました。
イギリス国防省のサイトに11月15日付けで発表があります。
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11月18日、朝日新聞の夕刊総合面に「等身大のイスラム教徒伝える。情報誌エメル」という記事がありました。テロリズムでイスラム過激派に対する取り締まりが強化され、反イスラム機運が高まる中、創刊2年を迎える英国生まれのイスラム生活情報誌「エメル」がイスラム世界と西洋の架け橋として注目されているという記事です。
【“元同僚、サラ・ジョゼフ:英国人とイスラーム”の続きを読む】
「経営学の父」と称された米経営学者ピーター・ドラッカー氏(95)が11月11日死去しました。「現代の経営」「イノベーションと起業家精神」など約30の著作を残しています。一方で、ドラッカー氏は、非営利活動にも積極的で、著作も残しています。
『非営利組織の経営―原理と実践』は、
NPO、NGO、宗教団体、学校などの非営利組織のマネジメントのあり方をインタビューをもとに明らかにした本です。1991年、ドラッカー氏82歳の時の著作です。
【“ピーター・ドラッカー氏と非営利マネジメント”の続きを読む】